何かの拍子に、耳の中を傷つけてしまったらしく、どうも耳が痛むなぁと思っていたら、目やにではないですが、急激に耳の中が詰まってしまったようです。点耳薬の効果もあったのかもしれませんが、今週は特に、耳の中に水が溜まって出てこない時のような、ずっと耳栓をしているような。そしてずっとノイズが走っているような、そんな感覚でした。
みんなと話している時も、そっちの耳の方の会話は、なかなか聞き取れず・・・。何だか楽しそうな話のようなんだけれど、あんまりよく分からない。話しかけられたり、聞かれたりしても、聞き取りにくくて、何度も聞き返してしまったり。
日々の生活や作業の中で、ちょっとした音の違いで確かめたり判断していることって、結構あったんだな、とも、改めて思ったりもします。
寂しいような、不安なような、何とももどかしい感じでした。
聞こえにくい、とか、耳が遠くなる、というのは、あぁ、こういう感じなのかな、と、ほんの少しだけ、その感覚を知ったような気がします。
そういえば、と、思い出したこと。
祖母は、いつの頃からか、ずっと補聴器をつけていました。大きな声で話しかけても、もしかしたら伝えたいことのすべては伝わっていなかったのかもしれません。けれども、いつも、「そうかい、そうかい」と、とても嬉しそうな笑みで、伝えたい思いのすべてを受け止めてくれていたような気がします。
今日は、耳に詰まっていたものを取り除いてもらったので、ようやく普通に聞き取れるように戻りました。まだ奥の方で、体が戦っている感じがジンジン伝わってきますが・・・。
ふと、作業の手を止めた時。
風が揺らしていく音。
雨音や、水の跳ねる音。
鳥や虫達の声。
当たり前のように、聞こえてくる音。
聞こえてくることを、確かめたくなるように。
静かに、ほんのひと時、聞いていたくなります。
静かな音を。
静けさから音が生まれる境界を。

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