
シャッターを閉め切っていても分かる、外の様子。
一日中降り続く、強い雨。そして、一日中、前の通りは渋滞していました。
いつもは、朝と夕方の通勤渋滞くらいなのに、今日はまた途切れないなぁ、何でかなぁ、と思っていたら・・・。
あぁ、そうか、週末で、月末か。
まぁ、もしかしたら、単純にどこか先で工事か何かしていただけかもしれませんが・・・。
まぁでも、とにかく、月末、というのがよぎって、あぁ〜、もう早いなぁ、と思ったんです。
で、「早いなぁ」と思ったその時に、また思い出しました。
先日、昔からの友人と交わしたメールの内容を。
大学の時の先生が、また一人定年で退職される、という話を聞いて。
何気なく私が思ったのは、その時もやっぱり、「早いなぁ」という感覚でした。
時は過ぎていき、変わっていくものだと。
でも、その時、その友人はさらりと、一言。
「時代はどんどんまわりますね。」と。
まわっていく。
さらりとそう言える感覚が、何だか素直に、いいなぁ、と思いました。
時はまわり、巡っていく。
昔聞いた歌のような。
分かっていそうで、分かっているつもりで。
分かったような気になって、そしてすぐに忘れて。
本当には掴めていないような、悟りのような感覚。
素直に、さらりと、それが当たり前のような感覚で実感できるのには、自分はまだまだ、あとどれくらい深く人生経験を積む必要があるのだろう、なんてふと思いながら。
彼からもらった年賀状には、本当に彼そっくりな子どもの写真。
あぁ、そうか、きっと彼には、もう分かっているんだろうな。
時はまわり、巡っていく。
いつまでも、どこまでも。
何だかちょっと嬉しくて、羨ましく。
ずっと雨の音が聞こえていました。

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