ようやく、各部加工と全体組立作業、終了しました〜!
ぃやっほぉ〜ぅい!

とはいうものの、まだ完全に完成、というわけではなく、明日からは、全体の研磨と錆止め下地塗装&上塗り仕上げ塗装という、最後の仕上げが待っているわけですが。
研磨かぁ・・・。う〜ん、作業量を考えただけでも、・・・あ〜。
いやいや、でも、ここまで形になってくれると、本当に嬉しいですし、楽しいですね。ますますわくわくしてきます。
ここまでくると、もう、実際に現物を見て頂ければ、と思いますね。そんなに言葉はいらないです。
実際に、見て、触れて、「なんじゃこりゃ」と、色々な事を感じて頂ければ、嬉しい限りです。
最近、「芸術とは?」だとか、「美しさ」などと、小難しい(偉そうな?)事ばかり書いてきてしまいましたが・・・。この作品は、「何これ?!」といった感じでも、楽しんで、いろいろな想像を膨らませてもらえたら、と願っています。
という訳で、現物を見ていただく前に、完成品についてあれやこれや言うのは差し控えておくとして・・・。
う〜ん、失敗した話でも、書きましょうか。
(今日は、組立作業が終了したので、ちょっとテンションが変ですが、御容赦ください。)
そう、あれは、年の瀬も迫った12月27日。
年内に学校の工房で作業できるのが、残り2日というその日。
最後の加工作業として、照明のシェードの制作に入りました。
その時の自分の予定的には、その日にシェードがらみの加工を終えて、次の日(年内最終日)に組み上げれば・・・余裕〜とまではいかないにしても、年内に間に合うな、という感じでした。
で、いざ、シェードを予定していた図面どおりに作ってみると・・・。
「七人の侍」の三船敏郎みたい・・・。
あの、野武士が顔につけている、額と頬を防御するような、そんな形ですね。
さすがに、「これは・・・」と思い、「どうする?どうする?」と、その場でうろうろうろうろ悩んだ挙げ句、「やっぱ作り直そう」と。
2nd challenge.
「・・・・・・。」
何か、こう、細身の高襟が、きゅっと締まった感じに・・・。
「そういうことじゃ、ないよね。」
というところで、日が変わってしまい、年内最終日。
3回目の正直。(を目指して)
前夜に、「よし、これならいける」と考えたはずだったのに・・・。
ダークサイドに落ちた、アナキン・スカイウォーカーの気持ちに、触れたような気がしました。
「普通に、ありえない。」
で、またここで思案の挙げ句・・・。
「やっぱり、やりすぎはよくないよね」と、形を決めたはいいのですが・・・。
ふと、今まで加工に使ってきた鉄板だと、薄っぺらい感じがしないか?などと、余計な邪念が入り、鉄板、厚みワンランクUP。
で、出来たところが・・・、
「重っ!」
いや、そういうことは、事前に気づくべきなんですけれどね。何かもう、いっぺんおかしくなると、こういうのは際限ないですね。
結局、また薄めの鉄板で同じ形を作り直して、5度目の正直・・・。
年内は、そこまで準備するので、終わってしまったのでした。
いや〜、本当にもう、という感じですね。
正月に、この失敗談を話したら、「見たい」という人がいましたが・・・。
失敗したものについては、私でさえ「ありえない」と思うくらいなので、他の人が目にしたら、何を言われる事やら(笑)。
なので、永久に封印、です。
でも、意外とこういう「やっちゃった〜!」って時は、本人、面白かったりするんですよね。
時間に余裕のない時は、蒼ざめまくっていますが(笑)。
自分なりに考えて作ったはずなのに、まぁある意味、予想を遥かに超える「もの」(苦笑)が出来てしまう時というのは・・・。
それはそれで、そこからまた、新たな「何か」を学べたり、掴めたりする訳ですから(前向きに考えれば)。
「・・・普段作っている本制作品も、『またやっちゃいました』系じゃないの?」というご指摘がありそうですが・・・。
ま、それは、おいといて・・・。
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明日館での卒業制作展まで、あと29日!
最後の最後まで、気を抜かずに・・・。
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それにしてもテンションが・・・。
それにしても失敗作。気になります。
見たいな〜。
永遠に封印なんですか?堅い事言わないで『やっちゃった』って感じでみせて下さい!
テンション、変なまま、新年突っ走ってます(笑)。
今日は、細かな修正作業と全体の研磨&パテ修正で、予定通り!順調です。
明日、再研磨すれば、いよいよ・・・塗装っス!
え〜?失敗作ですか〜・・・。
じゃ、いずれ「これ何ですか? 〜やっちゃいました〜」と題した展示会を・・・やりません。
ま〜、今回の作品も、私は抑えたつもりですが、他の方から見れば、充分「やっちゃった系」にノミネートするのではなかろうかと・・・。それを見つつ、「これより『やっちゃった系』って、どうなんだろう」と、妄想を膨らませて頂ければ(笑)。
あ、でも、学内の最終審査の際には、(制作途中でしたが)「いい意味で、(私)らしさが抑えられている」と評してくださった方もいました・・・。
では妄想で我慢を、ではなく、卒制楽しみにしています!
自分の思うとおりにやっていながらも、「いい意味でらしさが抑えられている」というのは、技術や素材がNEKOさんのものになってきてるんでしょうね。
きっと色んな事があって、視野も広がってきてるんだろうな〜。
あとちょっとで完成、って時が事故が起き易い時なので、気を抜かず(私?)頑張ってくださいね!
だって、失敗作、今日改めて見たんですけどね。
あからさまに、おかしいですから。
ま〜、当分、こっそり隠しておきますので・・・。(意外と処分できないのです。)
う〜ん・・・。
確かに、いろんな事がありましたね。
「賢くない」生き方かもしれませんが、そのひとつひとつに、自分なりに向き合い、考えてきた事は、少なからず意味があったんでしょうね。
何か、誤解される言い方かもしれませんが、何となく、自分が作品に込めたいもの(作品を通して相手に伝えたり届けたいもの)って、普通に言われるような「美しさ」や「かっこよさ」とかとは、違う方向のものなのかもしれません・・・。
変わりゆく様々な気持ちを、受け止めることができるような・・・
、そんな形って、どんな形なんでしょうね。
塗装に入ると、空き時間が長くなるので・・・、有効に時間を活用しつつ、無理せず気を抜かずにゆとりを持って細心の注意を払いながらラストスパート!って、意味不明ですね(笑)。終盤になるにつれ、ますますテンションが変になっていくような気がしないでもないですが、頑張りまっス。