それを記念して様々なイベントも行われるようですが、その一環として、日本で作られたステンドグラスの中でも、かなり初期のもののひとつが修復作業中、とのことで、先日、見学に行ってきました。

修復作業が進められているのは、横浜開港記念会館にあるステンドグラス。
[ジャックの塔]の愛称でも親しまれているこの建物。最初は大正6年に竣工しましたが、関東大震災で焼けてしまい、昭和2年に修復されたそうです。ステンドグラスも同様に震災時に消失してしまったものを、その際に復元したものなのだとか。

制作から80年以上経ったステンドグラス。ちょうどメンテナンスが必要な時期にさしかかっているのだそうです。
ガラスも汚れたり割れてしまっていたり。特に鉛桟は、劣化して、重みで伸びたりたわんだり、切れたりしてくるので、一度すべてばらして、洗浄し、新しい鉛桟で組み直す、という作業が行われていました。
上のポーハタン号のステンドグラスは、何年か前(3年前?)に修復作業が完了したそうです。

で、今回修復作業が行われているのは、こちらの部分のステンドグラス。あ、でも、今、この場所で見られる(写真に写っている)のは、プリントしたシールでした。(^^ゞ
現物は、地下の作業場で修復作業が行われていましたが、見学に行った時には、ほぼきれいに組みあがっていて、もうまもなく、いよいよ最後の設置作業に取り掛かれるとのことでした。
この修復作業に、同級生がスタッフの一員として参加していて、修復作業のことを教えてもらいました。
実はもう一般公開は終わってしまっていたのですが、皆さん作業中のお忙しいところを見学させて下さり、どうもありがとうございました。
作業がすべて終えられて、元の場所に戻ってきたとき。
完成した姿を、また見に訪れたいと思います。
完成が楽しみですね。
