2006年02月20日

「自分」を越えて、続いていくこと。

4日間に渡り、諏訪郡富士見町の本校で開催しておりました、卒業制作展(長野展)、本日、無事終了致しました。

最終日は、開場直前にぱらついていた雨は、やがて雪に変わり、あれよあれよと言う間に、ここしばらく見なかったほどの積雪となってしまいました。あまり条件は良くなかったものの、それでもお越しくださった多数の方々、ありがとうございました。


最終的には、東京展と合わせれば、1000人近い方がお越しくださったことになります。
東京展、長野展を通して、訪れてくださったたくさんの方々に、厚く御礼申し上げます。

1000人という数をどう捉えるかは様々かと思いますが、私たち3期生で、3回目の卒展、というような、出来て間もない地方の学校で、しかも卒業生19名で、これだけの人々に来て頂けるということ、本当に嬉しく思います。
そして、ご記入頂いたアンケートの一枚一枚に、ぎっしりと書き込まれたご意見、ご感想を拝読すればするほど、ご来場くださった方々の一人一人が、私たちや私たちの作品に、真摯に向かい合って下さったように感じました。


お越しくださった方々が、丁寧に書いてくださった膨大なアンケートを一つ一つ読ませていただきながら。
卒展にしても、学祭にしても、年々、訪れてくださる方は増えてきているようです。
それは、ただ単純に、卒業生の数が倍以上になったから、というような理由では決してなく、ひとえに今までの地道な積み重ねの賜物なのだろうな、と、しみじみと感じました。

特に地元となる長野展では、以前の卒展や学祭に来てくださってから、毎年楽しみに訪れてくださっている方々が、とても多かったように感じます。
もちろん、地道な広報活動によって、新たに知り、お越しくださった方々も、多数いらっしゃいました。
いずれにしても、「次の学祭や来年の卒展も楽しみにしています」とのコメントを読むたびに、続けていく事に関わる責任、のようなものも感じてしまいました。


ひとりの学生にとっては、卒展は1回きり。
極端な言い方をすれば、自分の卒展だけ良ければ(考えれば)それでいい、というスタンスもあるのかもしれません。
しかし、今回の卒展に、前年よりも多くの方々がお越しくださったことの大きな要因は、去年の卒展が良かったと思ってくださる方が多かったから、なのだと思います。
去年の卒展に訪れ、良かった、面白かったと思ってくださった方が、今年もまた訪れてくださる。
去年の卒展に訪れてくださった方の中には、さらに前年度の(学校として初めての)卒展が良かったから、という方も多かった事だろうと思います。

また、会場の件にしても。
去年度の卒展の会場も、明日館でした。明日館での開催は、去年度が初めてでしたから、その際には、様々な苦労があった事と思います。
しかし、その時の卒業生(2期生)たちの対応や展示内容が良かったからこそ、明日館側の方々は、私たちの卒展に対しても、ほぼ全面的に信頼してくださり、ぜひ開催して欲しいとおっしゃって下さったのだと思います。
(搬入や展示の際に、特に気をつけることはないかとお伺いしたところ、「去年度と同様の対応をして頂ければ問題ありません」、と答えてくださったとき、その事を強く思いました。)
そして、その時に苦心した事やノウハウが、今年度にも活かされたのだと思います。

訪れてくださる方にしても、会場にしても。
もし、今年度の我々が、下手な真似をしたなら。
来年は、もう来て頂けないかもしれません。
もう会場の使用も、断られてしまうかもしれません。


自分達の卒展を、より良いものとしようと取り組みながら。
しかし、それは決して、自分たちのためだけのものではなく、前から、その前から続いてきた事の積み重ねの中にあり、そしてこれから先にも繋がっていくものであるようにも感じました。

私自身を含めた、3期生の卒業制作展は終了しました。一人の学生にとっての「卒展」は、一回限り。もう、今後決して開催されることはありません。

しかし。

今年の卒業制作展にお越し下さった方々で、もし、いくらかでも、良かった、面白かったと思って頂けたなら。何か、心に感じて頂けたなら。
ぜひ、来年度の卒展にも、ご期待下さい。ぜひ、来年度の卒展にも、お越し下さい。
私は、この学校を卒業し、新たな場所で活動していきますが、私も、来年の卒展を、楽しみにしたいと思います。


今回の卒展にお越し下さった、たくさんの方々、並びに、関わった関係者の方々。
重ね重ね、心より、厚く御礼申し上げます。
本当に、ありがとうございました!
そして、今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。


posted by Metal_NEKO at 22:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 卒業制作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
卒業制作展、お疲れ様でした!
まだまだ歴史は始まったばかりですね。

自分の卒展を考えると・・・ヤバイです。
こんなに真剣に卒展やってなかったなぁ、って感じです。
そんな自分の卒展も早10年くらい経っちゃいますね。
時間は本当に早く過ぎてしまいますが、いい時間をこの卒展から重ねてください。
Posted by ともっち at 2006年02月26日 00:35
ともっちさん、どうもです!
卒展終わった!これからだ!という瞬間にインフルエンザにかかってしまい、ただ今自室で擬似隔離(笑)療養中の身の上です。

卒展にも、いろいろな形があるのでしょうね。
有名学校の話などを聞くと、私たちのような取り組み方は、特異なのかも・・・と思ったりも。
あ〜、あんまり頭が働いていないので、考えがまったくまとまりませんが(笑)、御容赦ください。

打ち上げの時、一部とはいえ、みんなの感じてきた事など、少し深く聞けたような気がしました。
確かに、いろんな失敗もありました。
けどやっぱり・・・、私は、このメンツで、こういう形でみんな揃って一つの展覧会をやれたこと、改めて、嬉しく思いました。

ここから、みんながどんな方向に、どんな形に成長していくのかも、とても楽しみですし、自分も頑張らないと、と思いますね。
あ、自分は今は、とにかく早く体調を元に戻さないと・・・(苦笑)。
Posted by Metal NEKO at 2006年02月27日 12:44
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
このblogのTopへ戻る

ランキングに参加しています。 1日1クリックでランクアップ!
投票&応援して頂ければ、嬉しい限りです。
ありがとうございます!!

blogrankingbanner_deka.gif
にほんブログ村 工芸ブログへ
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。