2005年05月10日

金属の手

握力、43kg。


私の、ではありません。女性の方の握力です。
その方は、アクセサリーやニット作品などを制作されている作家さんなのですが、知らない間に鍛えられていたそうです・・・。
(「桐の日常」より)


びっくりです。私の握力は、といえば、おぼろげに覚えている限りでは、小〜中学生くらいの時に20kg前後だったような・・・。ひ弱でした。
その後は計った覚えがないので、よく分かりませんが、たぶんそんなにないでしょうね。


作家さんご本人もおっしゃっているように、やはり毎日握力を使うお仕事をされているからなのだと思います。
職人の手。プロの手。



以前、ある鍛造の先生の工房へ、学校の仲間と連れだって見学に行った事がありました。
その時、その先生がみんなの手を見て、「君は木工をやっている人の手をしているな」だとか、「君は〜の手」、「君はまた不器用な手だな」などとおっしゃっていました。そして、「これが鍛造をしている人の手だ」と言って、広げて見せてくれたその先生の手は、指も太く、がっしりとした逞しさがありながら、たくさんのものを柔らかく包み込めそうな優しさも感じられるものでした。


ちなみにその時の私は、「君は何でも出来る手だ」と言われたのですが・・・。金属加工を始めて、早2年。以前に比べて、何だか指が太く、ごつくなってきたような気がします。日々、鉄に触れ、ハンマーを振るい・・・。



あの有名ブランドの創始者として有名なココ・シャネルは、次のように語ったそうです。
「20歳の顔は自然の贈り物。
 30歳の顔は生活を物語り、
 50歳の顔はあなたの責任。
 
 "Nature gives you the face you have at twenty.
   Life shapes the face you have at thirty.
   But at fifty, you get the face you deserve."」


この言葉は、歳を重ねるごとに、人の顔にはその人の人生が現れてくるというもので、つまりは、その人の内面の輝き次第なのだ、と言い換えられるかと思います。そして、これは、顔だけはなく、手にも現れてくるような気がします。
顔つきが人相なら、手つきは手相?「手相」と言うと、ちょっと占いめいていて、そっちの方は、本当かなぁ、とも思ってしまいますが、例えば、おじいちゃんやおばあちゃんの手を見たとき。その皺の中に、重ねてきた歳月の重みが、深く刻み込まれているように感じます。
「目は口ほどに物を言い」ともよく言いますが、「手も口ほどに〜」かもしれませんね。言葉にしなくとも、静かに語りかけてくる何かが、そこにはあるような気がします。



私も、そのうち、「鍛造をしている人の手」だと、言われるようになるのでしょうか。
そして、いつの日か、私の手が、あなたの手が、もしも何かを語りだすとしたら。その時、私の手は、あなたの手は、どんな人生の物語を語りかけてくれるのでしょうね。


 


↓ちなみに、こちらが課題で描いた、今の私の手。


050510-myhand


 




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posted by Metal_NEKO at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Metal -NEKO- Works | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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