2005年09月17日

迎え入れてくれる入口

今日から、3連休なんですね。
私は、制作に、文化祭の準備にと、連休中もわらわらしていますが・・・。

せめて、気持ちだけでも連休気分に

というわけで、夏に訪問&見学させて頂いた、イタリアの雰囲気満点な建物をご紹介いたします。
〔“La Bella Vita” (美しい人生)〕('05/8/13)でも、ご紹介した、DOMUS Designさんの手がけられた建物。
結構画像がたくさんなので、ちょうど3連休にあわせて、3日連続でお送りします(予定)。


まず訪れたのが、DOMUS Designさんの事務所もある、「信濃町U番館」

Domus050811-02-s.jpgDomus050811-03-s.jpg

路地を曲がると、少し奥まった場所で出迎えてくれるのが、こちらの門。
門の奥には、集合住宅の玄関と、右手にちょっと隠れるように、階段が。


門や玄関の扉、階段の手すりには、ロートアイアン!
重厚さのある素材ですが、一見とても軽やかな感じもします。
このロートアイアン、イタリアのヴェニスの職人さんの手作りの品とか・・・。


Domus050811-04-s.jpgDomus050811-05-s.jpg

むぅ、これが本場のロートアイアン・・・、と、ついつい細部までじっくり見入ってしまいました。
精巧かつ繊細に、そして重厚さも失わない。本場の職人さんの、歴史と共に鍛え上げられた技を見た気がしました。

ちなみに、中国製のロートアイアンも見る機会があったのですが、やっぱり・・・全然違いますね。
加工の仕方も、丁寧さも。
見た目にも、手触りにも、伝わってくるものも、気迫も段違いのようでした。


一番最初の画像の門の手前に、この建物を設計したDOMUS Designさんの事務所があるのですが・・・。
路地から、事務所の玄関扉までの間に、ワンクッション、こんな素敵な空間が。

Domus050811-01-s.jpg

こんな場所があったら、ついつい長居してしまいます。

以前にもご紹介しましたが、DOMUS Designの代表の方は、学校でもインテリアコーディネイトを教えて下さっていて、私も2年〜3年前期まで受講していました。
その先生から、入口の大切さ、ということを、教えて頂いて。
私が、「入口」という空間や概念に興味をもち、卒展でテーマとして取り上げたのも、少なからず影響を受けていると言えるでしょう。

ちょうど今、卒展の企画書の内容を、プレゼンテーションするために、改めて資料を作成している最中なのですが、改めて「入口」に関する資料を集めようとすると・・・、何だか、意外とイメージにあうような資料が少なくて・・・。
どういうことかと言うと・・・。

Entrance.jpg

ある「空間」を、何かしら意味のある「空間」と捉えると、そこには、その空間の「外部」と「内部」という概念が生まれますよね。
その「外部空間」「内部空間」の間には、明瞭であるにせよ、不明瞭であるにせよ、ある「境界線」が引かれるわけです。
その「境界線」上で、唯一、他者に対して開かれている場所が「入口」であり、それは、ある空間から別の空間への導入部ともなり、つながりを持つ重要な役割を持つ訳ですが・・・。

で、この、「境界線」と「入口」という捉え方に興味があって、もう少し掘り下げようとしたら・・・あんまり見当たらない気がするのです。
「入口」そのものや、建築全体や建物自体がクローズアップされている事はごまんとあるのですが、「境界線」と「入口」の関係については・・・。

むぅ。


と困ってしまったところで、明日に続きます。


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ご参考までに・・・。

DOMUS DesignのHP 

DOMUS Design代表でインテリアコーディネイトの先生のブログ:イタリアそぞろ歩き
 「シチリアにて。(Vol 4)」←イタリアのホテルの入口や門についての、興味深い記事。

DOMUS Designのスタッフさんのブログ:Il Piccolo Evento
「信濃町U番館。」←ただ今リニューアル中の模様です。ちなみに、この建物、出来てから10年!だそうです。ちょっとびっくりしました。


インテリアコーディネイトの授業に関する過去の記事
 〔「星の王子さま」〕('05/6/25)
 〔夜を繋ぐ光  「束縛」と「自由」 (Replies?)〕('05/6/15)

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明日館での卒業制作展まで、あと139日。
DECOBI祭までは、あと7日!!

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posted by Metal_NEKO at 23:41| Comment(2) | TrackBack(0) | Space | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
NEKOさんこんにちは。入口って奥が深いですよね。NEKOさんが困っているように確かに「境界線」と「入口」の関係についての資料は少ない様に思います。物理的な空間の概念より、思想的なことなのではないでしょうか。例えば結界という考え方が仏教にありますよね。お寺や神社の作り方、西洋で言えば教会建築なんかにヒントがあるのではないでしょうか? 
Posted by Sabrina at 2005年09月18日 23:21
Sabrinaさん、こんにちは!
ホント、考えれば考えるほど、奥が深いですね、入口って・・・。
そうそう、ちょうどこの間、建築系の講師の方や、何人かの講師の方からも、「結界」という概念を指摘されていたところです。

お寺の山門だとか、神社の鳥居などの位置関係や周囲との関わりも、とても気になるところです。いろいろ資料を当って行くうちに、概念的なイメージを感じ取るには、住宅関連よりも、むしろ、そっちの方にヒントがあるような気もしています。

教会建築ですか〜!そっち方面は、チェックしていなかったですね!中世くらいの城塞都市や城などは調べてみたりもしたのですが・・・。どちらかというと、それらは、「敵から身を守る」という役割=閉ざすものとしての概念ですね。
教会は・・・、やっぱり信者に対して「開かれた」もの、でしょうか。ただ、今まで何となく、街の広場に教会の建物がいきなりどん!と建っているようなイメージの方が自分の中では強かったので、あんまり調べていなかったんです。
ちゃんと調べてみたほうが良さそうですね。

もし、Sabrinaさんのオススメの入口や、これは!?というような建築空間などありましたら、お気軽に教えてもらえれば嬉しいです。
アドバイス、ありがとうございます!
Posted by Metal NEKO at 2005年09月19日 08:32
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