2005年10月26日

卒業制作の中間発表

今日は、学内で卒業制作の中間発表がありました。
今年の3年生は人数が多いため、今週来週の2回に分けての経過報告。
私は、始めは来週の予定だったのですが、都合のつかない学生と交代で、今日やることに。

今日は、主に木工とガラス、壁画工房と、私(金属)が発表。

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試作がだいぶ進んでいて、「お、これは面白そう!」というのもあれば、間に合うのかなぁ・・・と、ちょっと心配になってくる人もいて・・・。
そう、後期が始まってから、もう2ヶ月近く経ってしまったんですよね・・・。最終審査は12月中旬なので・・・あと2ヶ月!もないわけです。
いや〜、ほんと、あっという間ですね。

で、今日最後の発表が私。

↓こちらは、以前に企画段階でプレゼンした時の資料なので、今回は特に触れず。
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↓いろいろと試作を重ねることで、固まってきた方向性などを報告しました。
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全体のデザイン&制作の方は、試作をしたことで、これならいけそうだな、と思えるのですが・・・未だネックとなっているのは、サインプレートの文字と塗装
全体の大きさから見れば、細かな部分なのかもしれませんが、サインプレート(看板)は、ある意味、一番分かりやすく、それだけに目につきやすい、顔ともいえる重要な場所。ここがきっちりしていないと、全体がグダグダな印象になってしまいそうです。

サインプレート自体の形は、以前試作した形を基本とする考えで、文字はやっぱり叩いて立体的に作る方向で固まりつつありますが、塗装がねぇ・・・。難しいですね。

というわけで、塗装実験などもやりつつ・・・。

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何か、会社のロゴみたい、とも言われつつ・・・。


要は、単色でぺったりな仕上げにはしたくないわけです。
今回は、ありあわせの塗料を使ったのですが、色調をもう少し考えれば、全体的にはウソ臭くない自然な感じに・・・近づけることができるのかなぁ・・・と。


その他、いろいろと、自分でも検討しつつも、まだ決めかねている点などについて、様々なジャンルを専門とされる講師の方々からも、貴重なご意見やアドバイスを頂き、また少し方向性が固まってきたかな、といったところです。
ここ数日は、文字と塗装の試作にどっぷりはまってしまっていて、まだまだ検討したいところなのですが、どちらも奥が深いようで、やればやるほど深みにはまっていってしまいそうなので・・・。時間も限られている事ですし、ある程度方向性も固まってきたところで、ここは、いったん気分を入れ替え、明日からはメインポールの本制作に移ろうと思います。たぶん、先に全体を作っておいた方が、後で少なからず心にゆとりを持って、細部を詰めることが出来るのではないかと・・・。

試作も面白いんですけれどね。でも、無心に近づくように、ひたすら作っていく時も。やっぱりどっちも好きですね。


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明日館での卒業制作展まで、いよいよ、あと100日になりました!
ちなみに、学内の卒展最終審査までは、あと49日!!50日を切りました。

ますますますます。テンションが高くなってきました。

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posted by Metal_NEKO at 23:30| Comment(8) | TrackBack(0) | 卒業制作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
卒業制作ですか、ウチの学校も先輩達が卒業制作してます。全く手を付けてない人、量産に入っている人、人それぞれです。ウチは大きくてもやかん程度で、小さい物は手のひらに乗る程です。
 何か試作する時は楽しい。でも頭に描いているものにはなかなかなりません。でもやってみないと解らない事が多いです。言葉で言えない感じ、こうか!ってことが。ただ思うのですが、頑張って一気にしようとするとずれたり、歪んだりする。一点だけ見てしまうから。数分やったら確認して、補正していくとまだましな気がします。それも先生を見て思った事ですが。名人やからすーと進む訳ではなく、事あるごとに見直し補正していく。でもそれが一連の操作だから流れは淀み無く進んでいく。そんな感じ、全体を見つつピンポイントもみる感じです。言うのは簡単たんですが(笑)僕は鍛金がしたくて、チョコチョコ作っていますが、道具が殆どないから、まずは道具からです。当てがねですね。まずは先生に相談なんですが、1年でそこまで言うのは.......。基本を重んじる人だし、いいズライです。鍛金の真似事ではしゃないのでね。頑張ろうと思います。
 操業制作頑張ってください。偶然ですが、仲間って感じがしますので。勝手ですが(笑)
Posted by のりちん at 2005年10月27日 07:32
昨日はコメントありがとうございました!
NEKOさんは工芸作家さんを目指されてるんですね〜
わぁ素敵。しかも一度社会に出てから再びチャレンジっていうところがわたし的にはかなりいいなぁって。
作品もいろいろ見させていただきました♪
専門的にはどういうものがよいのかはさっぱりわからないけれど、welcomeボードとか鳥さんのものとかすごく好き。
サインプレートもサインが硬くなくていい感じ。
ってすみません、子供のような感想で(^^;
これからもよろしくお願いします。
Posted by yumimi at 2005年10月27日 10:36
のりちんさん、いつもありがとうございます。
今年の卒業制作、ウチの学校では、金属専攻は私1人しかいないので・・・、金属を学ばれている他の方が、どんな作品を作られるのか、興味深々です。

普段の作品作りもそうですが、卒業制作もまた十人十色ですね。去年までは、大掛りな作品をど〜んと一点、という人が多かったのですが、今年はどちらかというと小ぶりな作品を何点か、という人の方が多くなりそうです。
う〜ん、もしかすると、私だけ「時流」に乗り遅れたのかも(笑)という気がしないでもありませんが。

それだけに、卒展の全体の展示の方がどうなるか、なかなか読めないところもあって・・・、どうまとめたものやら、と、担当者の悩みの種です。


私も、どちらかといえば、細部にばかりこだわってしまったり、一部分しか見ていなかったりすることが往々にしてあるので・・・。少し進む度に、離れて見ることを、心がけるようにしています。
渦の中にいるときには、自分が渦の中にいることにさえ気がつかないことがある。そこから遠く離れて、ようやくそれが渦だった事に気づいたり。そんな感じですね、物作りも、人生も(笑)。


今やってみたいことを積極的に意思表示して求めていくのも、ひとつのあり方だと思います。
私の場合は、あんまり先を急ぐ方ではなかったですね。すべてが基本だと思っていたので、ひとつひとつ、順々に技術を学んでいって、その時々で、それまでに習った技術で出来るものをひたすら作っていました。授業で基本を学び、放課後の自主制作で応用する、それを繰り返していました。

どちらもありだと思いますが、私は個人的には、あんまり焦り過ぎなくて良かったかな、と思っています。
新しい技術は、段階を経て学べましたし、自分で確かめながら作っていくうちに、必要となれば、その都度教えてももらえましたし。
技術は、焦らずとも学べるものですし、ひたすら作り続ければ、自然と身につくものだとも、この3年間を振り返ってみて思います。そうして初めて、学んだ事以上に応用していくことができるのかもしれません。
Posted by Metal NEKO at 2005年10月28日 00:23
yumimiさん、こちらにもお越しくださって、ありがとうございます!

すっかり遠回りしてきてしまいましたが、ようやくこの歳(笑)になって、全力で取り組める事を見つけられたような気がします。

いろいろ見てくださって、感想も頂けて、嬉しい限りです!
私は、金属をやっていながら、「固い」金属は、どうも苦手なようです。金属って、「柔らかい」んですよ!そんな「柔らかさ」を生かせたらいいなぁ、と思っています。

まだまだ未熟ですが、気にいって頂けるような作品が作れるよう、頑張ります。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
Posted by Metal NEKO at 2005年10月28日 00:24
アドバイスありがとう。気持ちはいつも急いでいます。2年間しかないのもその理由かもしれませんし、いかんせん生徒が30人もいるし、先生は3人だし.....。だから今年一人だけと聞いて、とても羨ましい。あと鍛金は授業では殆どしない事になってるし、まず道具から作らないといけないので、尚更そう思うのかもしれません。それにウチの先生は放任主義なので、聞かないかぎりなにも言いません。また去年の卒業制作を見ると金属が一番差を感じました。え?って言うのから、本当に作れたん?と思う物まで。何かすぐ答えをだしたがる僕の嫌な所です。この心を諌める言葉として『悠々として急げ!』と言ってます。急いでも、焦らず、心に余裕を、無理な事かもしれませんが。
 愚痴だらけになりました今回は、ごめんなさい。去年の先輩たちの作品で上手い物は学校のHPにあります。『京都伝統工芸専門学校です』色んな課があるし、おもしろいかもしれません。
Posted by のりちん at 2005年10月28日 05:36
のりちんさん、返事が遅くなってしまい、すみません。
何かとばたばたしてしまって、こんな時間になってしまいました。

のりちんさんは、京都伝統工芸専門学校でしたか。
私も、今の学校に来る前に、ちょっと検討したことがありました。
のりちんさんの今までのお話から、てっきり鍛金を専門で学ばれているのかと思っておりましたが・・・。
でも、HPを見た限りでは、鋳造から彫金、鍛金と、様々な技法の基礎を学べるようで、なかなか魅力的なように感じました。

私が今の学校を選んだ理由のひとつには、金属以外の他のジャンルの工芸にも触れることが出来るから、というのがありました。本当にさわりの部分の体験のようなものですが、それでも、異なる素材や技法に触れることで、少し視野を広げることが出来たり、新しい可能性を探していく手がかりにもなるような気がします。

私が学んでいる工房も、基本的には放任主義というか・・・ある意味、やりたい放題やらせてもらっています(笑)。
きっちり教えてもらえるのは、道具の基本的な使い方くらいでしょうか。だから、「この技法を使って、これ(と同じ物)を作りなさい」というのは、まったくありません。

基礎(道具の使い方)を学んだら、それをどう使って、どんなものを作るのかは、自分次第。自分で考えて、試行錯誤してみることが大切だと言う方針ですね。
そこで、どうしても作りたい形があって、作り方が分からない時は、聞けば教えてくれますが、自分が今までに聞かなかった(=必要としなかった)技法も、当然あります。
だから、自分が作ってこなかった形を後輩が教えてもらいながら作っていると、どんな技法で作っているんだろう?と、興味深々です。

「教えてもらう」ことと、「学ぶ」ことは、特に実際に作る身としては、似ているようで違うように感じます。
人の技を見て学び、自分で考え試して学ぶ。
必要な技術は、「情報」から実際に身につくまで修練し、高めてこそだと思います。
技術の習得に関しては、長い時間がかかるものですから・・・、その点では、焦るよりもひたすら作り続けようと思って、やってきました。

でも、年齢的には・・・実は焦っています(笑)。
ほとんどの同級生達と比べたら、10歳くらい歳を取っているわけですから、単純計算でも、スタートラインからして10年遅れをとっているようなものです。
だから、せめて人の倍以上はやらないと・・・とは思ってはいました。(実際にどのくらいできたかは・・・謎ですが。)

実際に物を作れば、今までどれくらいやってきたのかが、もろに分かってしまうものだと感じます。
結局は、私も、実際に見てもらって判断してもらえればそれでいいと思いますし、そこで何らかの評価をしてもらえるように、常にその時々でのベストを尽くしていければいいと思っています。

Posted by Metal NEKO at 2005年10月31日 04:32
いつも、誠実ですね。
何か一つ専門のみをする、多分それが何かを身につけようとすればそれが一番早い。ただ素人から頭の中だけで思った事は往々にして違う事が多い。やってみないと解らない。ただ面白い物で、同級生は細工が好きな子が多い。緻密なもの。それは凄いと思うが、僕は形がいい。全体の形。だから鍛金かな。課題で板金をしている。板を綺麗に曲げる。ピシっとした線が出る。鍛金はそういうなのは無理。それぞれの技法で得意な物がある。そういうなん解るには専門一筋では解らない。骨董の店主に『とにかく一杯物を見なさい。日本だけじゃない海外の物も。そこからいい物が生まれる』と言われて、心に残っています。正直、同級生が15歳も下だと??思う事も多いです。スタートが遅れていると焦る事もあるし、ただ逆に自分を奮い立たせてる部分もあるし、悪いとは言えません。あなたと歳も近いし、気持ちは共感できます。ただ若い子の瞬発力には負けます。ただ粘りは勝てる気がします。そう思わないとやってられません(笑)
Posted by のりちん at 2005年10月31日 07:37
あはは。なんだか一緒ですね。
ノリと気合で押し切る体力は、もう勝負になりません(笑)。目の前を暴走していく同級生達を、「若いね〜」と見送ってしまう時、「あ〜、自分、もう充分おっさんかも」と・・・。
工芸の技術だとかは、だいたいみんなスタートラインは同じですし、美術がらみだと、高校からやっていた人も多いので、まぁ何か加算されるポイントがあるとすれば、紆余曲折の人生経験10年分くらい・・・でしょうか(笑)。

でも、日々、私の方が彼らから学ばせてもらったことが、どれほど多かったことか、と思います。私も、良くも悪くも組織の論理にもまれてきたので、それが未だに根深くこびりついてしまっていたりします。でも、彼らは、そんなものには縛られない。自由で個性派揃い(これもまた、いい意味もそうでない場合もあるでしょうが)。
就職して現場に入った時もカルチャーショックでしたが、初めてこの学校に来た時も、正直カルチャーショックでした(笑)。だから、始めの頃は、やっぱり、今までの自分の経験から「それは違うんじゃないか?」と思ってしまう事も幾度かありましたが・・・、今は、「違う事なんかないなぁ」と思うようになりました。
彼らから教えてもらったというか、彼らから学ばせてもらったというか・・・。

普通に会社勤めを続けていたら、10歳も歳が離れていたら、歴然とした差のある先輩後輩の間柄だったり、へたしたら、上司と部下のような関係になっていたりして、今のように隔たりのない仲間意識は持てなかったかもしれません。
彼らから見たら、やっぱり私は「おっさん」のような微妙な立場かもしれませんけれどね(笑)。まぁ、どう思われててもいいんですが、私は彼らのことが、やっぱり好きですね。親近感とか好意とか、そんなどこかよそよそしいものではなくて。

今回の卒展が、そんな彼らとみんなでひとつのことをできる、もしかしたら最後の機会なのかもしれません。だからこそ、大切にしたい。
そして、それぞれがそれぞれの目指す道を進んでいって、プロフェッショナルになっている頃、何年後か、何十年後かでも、またみんなで集まって、何かを作り上げることが出来たら。
それが、私のひとつの夢ですね。
Posted by Metal NEKO at 2005年11月01日 01:16
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